こんにちは。スマホシェルジュ秋葉原です。
スマートフォンを修理に出すとき、多くの方が最も気にされるのが 「データはそのまま残りますか？」 という点です。結論から言えば、画面割れやバッテリー交換などの一般的なパーツ交換修理ではデータが初期化されることは原則ありません。しかし、すべてのケースで絶対安全とは言えず、症状によってはデータ消失の可能性が高まることがあります。
そのため、スマホを修理に出す際に最も大切なのが “事前バックアップ”。これは、iPhoneでもAndroidでも共通して言える、修理前の鉄則ともいえるポイントです。
■ なぜバックアップが必要なのか？
スマホは精密機器です。店舗で行われる作業は慎重に進められますが、次のようなケースではデータが失われるリスクが発生します。
● ① 基板に異常がある可能性がある場合
スマホ内部の基板はデータの心臓部。落下衝撃・水没・経年劣化などでダメージを受けている場合、修理中に状態が悪化し、データ領域にアクセスできなくなることがあります。
● ② 電源が入らない・起動しない症状
画面が黒い、リンゴループ（起動ループ）、振動だけするなどの症状は、内部データにアクセスできない状態です。作業中に完全に基板が死んでしまうと、復旧が困難になることがあります。
● ③ システム自体の破損
OS破損やソフトウェアエラーを修復する際、初期化が必要になるケースも。特にiPhoneはセキュリティが強く、システム修復＝初期化となることがあります。
これらの理由から、「大丈夫だろう」ではなく、必ずバックアップを取ってから修理に出すことが重要なのです。
■ スマホのバックアップ方法（iPhone / Android共通）
● iPhoneの場合
iPhoneのバックアップ方法は２つ。
1. iCloudバックアップ（推奨）
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Wi-Fi環境で自動バックアップ可能
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設定 → Apple ID → iCloud → iCloudバックアップ
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写真・連絡先・メモ・Appデータなどほぼ全て保存可能
2. パソコン（iTunes / Finder）でバックアップ
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大容量でも確実に保存できる
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PCに暗号化バックアップを作れば、健康データやパスワードも復元可
● Androidの場合
Androidはメーカーによって独自バックアップがありますが、基本は次の２つ。
1. Googleアカウントの自動バックアップ
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設定 → システム → バックアップ
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連絡先、写真（Googleフォト）、アプリ、通話履歴など保存
2. パソコンへ手動バックアップ
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USBで接続し、写真・動画・書類を直接コピー
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確実で手軽な方法
■ 修理店の「データそのまま修理」とは？
街の修理店・スマホ専門店の多くは
“データ領域に触れずパーツのみ交換する修理” を行うため、データが消えることはありません。
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画面割れ修理
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バッテリー交換
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充電口（USB-C / Lightning）交換
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スピーカー・カメラ修理
これらは基板交換を伴わないため、基本的にデータはそのまま残ります。
ただし、
・水没
・基板修理
・OS破損修復
など、特殊な修理では初期化またはデータ消失の可能性があります。
■ 電源が入らないとバックアップできない…その場合は？
電源が入らないスマホでも、修理店で次のような処置によって 一時的に起動し、バックアップできる状態に回復する ことがあります。
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破損した画面のみ仮交換して表示復活
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バッテリー仮接続で起動
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充電口を仮接続して給電
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基板クリーニング（水没時）
「もう無理だ」と思っても、復旧してバックアップが取れる可能性はあります。
自己判断で諦めず、専門店に相談するのがベストです。
■ まとめ：バックアップは“最大の保険”
スマホ修理において最も避けるべき事態は
「データが戻らない」というトラブル。
写真・動画、連絡先、LINE履歴、仕事データ…
スマホは「あなたの生活そのもの」です。
スマホは突然壊れます。
だからこそ、日頃から自動バックアップをオンにしておくことが、最大のリスク回避になります。
故障時も安心して修理に出すために、ぜひ今日からバックアップ設定を見直してみてください。
