スマートフォンを使っていると、「相手の声が聞こえない」「こちらの声が届かない」といったトラブルに遭遇することがあります。通話だけでなく、音楽や動画再生、ボイスチャット、録音などにも影響するため、日常生活に大きな支障をきたします。特に仕事やオンライン会議でスマホを利用している方にとっては深刻な問題です。今回は、スピーカーやマイクが聞こえない・話せないときに考えられる原因と、その修理方法について解説します。
よくある症状
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通話中に相手の声が聞こえない
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スピーカーホンにしても音が出ない
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動画や音楽を再生しても無音のまま
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録音や音声メモで声が入らない
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相手に「声が小さい」「聞き取りづらい」と言われる
こうした症状は、単純な設定ミスからハードウェアの故障まで、さまざまな原因が考えられます。
スピーカーやマイクが聞こえない原因
1. 設定やソフトの問題
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音量が最小になっている
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ミュート設定やおやすみモードが有効
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アプリの不具合やOSのバグ
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Bluetooth機器に自動接続されている
特にワイヤレスイヤホンを使っている方は、スマホ側がそちらに音声出力してしまうケースが多いため、まずは設定を確認しましょう。
2. 汚れやホコリの詰まり
スピーカーやマイクの穴にホコリ、皮脂、湿気が入り込むと、音がこもったり、声が届きにくくなります。特にポケットやカバンに入れて持ち歩くことが多いスマホは、意外と汚れが蓄積しやすいのです。
3. 水没や湿気による故障
スマホを水に落としたり、雨や汗などで濡れると、内部のスピーカーやマイクが故障することがあります。完全に音が出なくなるケースもあれば、雑音が混じるといった症状もあります。
4. 落下や衝撃による損傷
強い衝撃によってスピーカーやマイクの部品が破損したり、基板との接触が不良になる場合があります。この場合は部品交換が必要になることがほとんどです。
修理・解決方法
自分でできる対処法
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再起動
一時的な不具合なら、再起動で解決することがあります。 -
音量・設定の確認
サウンド設定やBluetoothの接続状況を確認しましょう。 -
ケースやフィルムの確認
厚みのあるケースやフィルムがマイク穴を塞いでいることもあります。 -
清掃
エアダスターや柔らかいブラシでスピーカーやマイク穴を掃除することで改善することも。
修理が必要なケース
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清掃や再起動でも改善しない
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水没後から音が出ない
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音が割れる、途切れる
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全く声が届かない
このような場合は、スピーカー交換やマイク交換といった修理が必要です。モデルによっては部品の在庫や構造が異なるため、専門店に依頼するのが安心です。
修理にかかる時間
スピーカーやマイクの交換修理は、部品が揃っていれば30分〜1時間程度で完了することが多いです。
まとめ
スピーカーやマイクの不調は、単なる設定ミスから部品故障まで幅広い原因が考えられます。まずは音量やBluetooth設定、ケースの干渉など簡単に確認できる部分をチェックし、それでも改善しない場合は早めに修理を検討するのがおすすめです。
当店では、スピーカー交換・マイク交換はもちろん、水没復旧や基板修理にも対応しております。突然「聞こえない」「話せない」と困ったときは、スマホ修理専門の当店までお気軽にご相談ください。