アイフォンXSを使っていると、ある日突然「充電ケーブルを挿すと充電はできるのに、電源が入らない」といった症状に悩まされることがあります。外見には問題がなく、充電も反応しているため、一見大きな故障ではないように思えますが、実は放置すると危険なケースもあります。今回は、この症状の原因と対処法、注意点について解説します。
1. 「充電はできるけど電源が入らない」症状とは
この症状は、充電ケーブルを差すと充電マークは表示されるものの、アイフォンの画面が真っ暗なままで操作ができない状態を指します。具体的には以下のような状況です。
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ロック画面が表示されない
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強制再起動を試しても反応しない
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通知やバイブレーションの反応がない
充電自体はできているため、「バッテリー切れではないのか」と誤解しやすい症状です。
2. 原因は主に3つ
この症状の原因は大きく分けて3つあります。
(1) ソフトウェアの不具合
アイフォンXSでは、iOSのシステムエラーやアプリの影響で起動できなくなることがあります。
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iOSアップデート中のエラー
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システムファイルの破損
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アプリのクラッシュによるループ
こうした場合、充電は受け付けるものの、画面表示や操作ができなくなります。
(2) バッテリーや内部基板の不具合
充電はできても、内部で電源制御を行う回路やバッテリーが故障している場合もあります。
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バッテリーが劣化して電圧が安定しない
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ロジックボード(基板)の故障
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コネクタ周辺の接触不良
特に古いアイフォンXSや、水濡れ・衝撃を受けた端末で起こりやすい症状です。
(3) 画面・ディスプレイの不具合
ディスプレイや液晶パネルが壊れていると、電源は入っているのに画面が真っ暗なままのことがあります。
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液晶パネルの破損
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画面コネクタの緩み
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端末落下による内部損傷
この場合、充電マークは表示されるものの、操作や表示ができません。
3. 自宅で試せる対処法
軽度のソフトウェア不具合であれば、自宅でも簡単に試せる方法があります。
(1) 強制再起動
アイフォンXSの場合、以下の手順で強制再起動が可能です。
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音量を上げるボタンを押してすぐ放す
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音量を下げるボタンを押してすぐ放す
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サイドボタン(電源ボタン)を長押しし、Appleロゴが表示されるまで待つ
これで起動すれば、ソフトウェアの一時的な不具合である可能性が高いです。
(2) バッテリーの充電時間を確認
完全にバッテリーが空の場合、充電してもすぐには起動できません。30分ほど充電してから再度強制再起動を試すと改善することがあります。
4. 専門店での診断・修理が必要なケース
上記の方法で改善しない場合は、専門店での診断が必要です。
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バッテリーの劣化や交換が必要
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内部基板や電源回路の故障
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ディスプレイやコネクタの損傷
無理に操作を続けると、内部部品がさらに破損することもあります。スマホシェルジュ秋葉原店では、アイフォンXSの電源が入らない症状の診断や修理を安全に行っております。
5. 早めの対応が重要
この症状を放置すると、次のようなリスクがあります。
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バッテリーの完全消耗による起動不能
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データの消失
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内部部品のさらなる損傷
充電はできるからといって油断せず、症状が出たら早めに対応することが重要です。
6. まとめ
アイフォンXSで「充電はできるけど電源が入らない」症状は、軽度のソフトウェア不具合から、バッテリー・基板・画面の故障まで原因がさまざまです。
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強制再起動で改善する場合もある
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長時間改善しない場合は、内部部品の故障の可能性
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放置するとデータ消失や修理費用増加のリスク
スマホシェルジュ秋葉原店では、アイフォンXSの起動不良症状の診断・修理を承っています。電源が入らない、操作できないとお困りの方は、安全で確実な修理サービスをご利用ください。早めの対応で、大切なデータとスマホを守ることができます。