iPhone 11のFace IDが使えない…修理か設定か見極め方法

スマホシェルジュ秋葉原店です。

iPhone 11は高性能なFace IDを搭載しており、パスコードを打たずに顔認証でロック解除やアプリ認証ができる便利さが魅力です。
しかし、ある日突然「Face IDが利用できません」と表示されることがあります。
この症状は、必ずしも故障とは限らず、設定や環境による一時的な不具合の可能性もあります。今回は、修理が必要なケースと、自分で解決できるケースの見極め方を解説します。

まず確認したい設定項目

Face IDが反応しないときは、いきなり修理に出す前に以下をチェックしましょう。

  1. 設定でFace IDが有効になっているか

    • 設定 →「Face IDとパスコード」で、iPhoneのロック解除やアプリ使用がオンになっているか確認します。

  2. Face IDの再登録

    • 環境の変化(髪型・眼鏡・マスクなど)で認識精度が落ちることがあります。登録済みのFace IDを削除し、改めて登録し直すと改善する場合があります。

  3. カメラ部分の汚れ

    • 前面上部のTrueDepthカメラに汚れや指紋、保護フィルムの端がかかっていると認識できません。柔らかいクロスで拭き取りましょう。

  4. iOSのアップデート

    • 一部の不具合はソフトウェア更新で解消されます。最新バージョンか確認してください。

環境要因で使えない場合

Face IDは赤外線を使った3D顔認識システムのため、以下の環境では誤作動や認識不可になることがあります。

  • 強い逆光や直射日光下

  • 顔が大きく影になっている暗所

  • マスクやサングラスで顔の大部分が隠れている状態

  • 冬場にマフラーやネックウォーマーで鼻や口が覆われている

これらは環境を変えるだけで改善することが多いです。

修理が必要な可能性が高い症状

設定や環境を改善してもFace IDが使えない場合、内部部品の故障が考えられます。特に以下の症状があれば要注意です。

  1. 設定画面に「Face IDが利用できません」と表示される

    • TrueDepthカメラの一部が故障している可能性大。

  2. 落下や水没の後から使えなくなった

    • 衝撃や水分で赤外線投射器や赤外線カメラが損傷した可能性があります。

  3. 画面交換後に使えなくなった

    • iPhoneのFace ID部品は本体基板とペアリングされているため、部品交換時に専用の調整が必要です。

  4. インカメラが映らない/映像に黒い斑点がある

    • カメラモジュールの破損が原因で、Face IDも連動して停止します。

放置するとどうなる?

Face IDが使えないままでもパスコード入力で使用は可能ですが、セキュリティ面や利便性が低下します。さらに故障原因が水没や内部腐食の場合、放置すると他の機能(近接センサー、フロントカメラ、通話機能)にも影響が広がる恐れがあります。

修理の選択肢

  • Apple公式修理

    • 保証期間内またはAppleCare+加入時は費用を抑えて修理可能。

  • 専門修理店

    • TrueDepthカメラやフレックスケーブルの交換に対応。データを残したまま即日修理できる店舗もあります。

予防策

  • 落下や衝撃から守るために耐衝撃ケースを使用する

  • 水没防止のため、防水ケースや防滴環境での使用を心がける

  • 画面保護フィルムはFace ID対応タイプを選ぶ

まとめ

iPhone 11のFace IDが使えない原因は、大きく分けて「設定・環境の問題」と「部品故障」の2つです。
まずは設定や登録情報を見直し、それでも改善しなければ専門店での診断がおすすめです。
スマホシェルジュ秋葉原では、Face ID診断から修理まで即日対応可能。お困りの際はお気軽にご相談ください。

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