本日は、iPhoneが水没した!そんなとき慌てずにできる正しい対処法と復旧の可能性について紹介します。
iPhoneをうっかり水の中に落としてしまった経験はありませんか?
お風呂やトイレ、キッチン、さらには突然の豪雨など、スマホが水に触れるリスクは日常のあらゆる場面に潜んでいます。
iPhoneは防水性能があるといっても、完全防水ではなく“耐水”。誤った対処をすると、内部基板がショートして復旧が困難になることもあります。
そこで今回は、iPhoneが水没してしまった際の正しい対処法と、復旧の可能性を高めるポイントをご紹介します。
■まずは電源を切る!これが最優先
水に濡れたiPhoneで一番やってはいけないのが「そのまま操作を続けること」です。
内部に水分が入り込んでいる状態で電流が流れると、ショートして基板に致命的なダメージを与える恐れがあります。
まず行うべき行動は、以下のとおり:
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電源をすぐにオフにする(操作できる場合)
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濡れた表面を乾いたタオルなどで優しく拭く
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SIMカードを抜き、SIMスロット周りも乾かす
※Lightning端子やスピーカー、マイクなど、穴のある部分に水分が残っているとトラブルの原因になります。できるだけ水気を取り除きましょう。
■NG行動もチェック!やってはいけない4つのこと
水没時にはやってはいけないこともいくつかあります。以下は避けるべきNG行動です。
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ドライヤーで乾かす
高温の熱風は内部パーツやバッテリーを傷める恐れがあります。 -
スマホを振る
内部の水が広がってしまい、かえって故障の範囲が広がることに。 -
冷蔵庫・電子レンジで乾かす
極端な温度差は結露や部品破損の原因に。絶対にNG! -
充電ケーブルを挿す
通電はショートの原因に直結します。完全に乾くまでは絶対に充電しないでください。
■乾燥させる方法と注意点
表面の水分を拭き取ったら、次は内部をしっかり乾燥させることが重要です。
自然乾燥が基本ですが、以下の方法を使うとより効果的です。
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ジップロックなどに乾燥剤(シリカゲル)と一緒に入れる
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風通しのよい場所で数日間放置する
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吸水シート(スマホ用)を使って乾燥を促す
よく聞く「お米の中に入れる」という方法もありますが、米粒の粉が入り込むリスクがあるため、推奨されていません。
できるだけスマホ専用の乾燥剤や専用キットを使うのがベストです。
■復旧の可能性はどれくらい?
水没したiPhoneが復旧できるかどうかは、内部に水が入り込んだ深さ・範囲・時間・通電状況によって大きく左右されます。
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電源が入らない、画面が映らない:内部基板がダメージを受けている可能性大
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音が出ない、カメラが曇っている:部分的な水残りや腐食の可能性あり
症状が出ていなくても、水没後しばらくしてから不具合が現れることもあるため、必ず修理店などで点検してもらうことをおすすめします。
■水没後は修理のプロに依頼するのが最善
iPhoneの内部構造は非常に精密です。完全に乾いたように見えても、見えない部分に水が残っていることがあります。
当店のようなスマホ修理専門店では、水没対応に慣れた技術者が分解・洗浄・乾燥処理を行い、復旧の可能性を最大限高めます。
また、必要に応じてバッテリーや液晶パネルなどの交換もその場で対応可能です。
■まとめ:水没時は「止める・拭く・乾かす」が鉄則!
iPhoneの水没は突然起こるトラブルの一つですが、正しい初期対応で復旧率は大きく変わります。
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電源を切って操作しない
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すぐに水気を拭き取る
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自然乾燥 or 専用乾燥剤でしっかり乾かす
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できるだけ早く修理店へ相談
これらのポイントを押さえれば、大切なiPhoneを救える可能性は十分にあります。
「ちょっと濡れただけだから大丈夫」と油断せず、確実な対処を行いましょう。
水没トラブルでお困りの方は、いつでもご相談ください。
スマホシェルジュでは、水没クリーニングを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。