落下で画面が浮いた?液晶パネル交換が必要なサイン
スマートフォンを落とした後、「画面が少し浮いている」「端が浮いて隙間ができた」などの症状を見たことはありませんか?
この「画面の浮き」は、放置すると深刻なトラブルにつながることが多く、液晶パネル交換が必要なサインである可能性が高い症状です。
今回は、画面が浮いてしまう原因や、修理が必要なケースの見極め方について詳しく解説します。
■ 画面が浮いてしまう主な原因
1. 落下や衝撃による変形
スマホを落とした衝撃でフレーム(本体の枠)がわずかに歪むと、液晶パネルが正しい位置に収まらなくなります。
特に金属フレームやガラスボディのモデルでは、わずかな歪みでも画面に隙間が生じることがあります。
一見軽い衝撃に見えても、内部で液晶を支える爪が折れているケースも少なくありません。
2. バッテリー膨張
落下していないのに画面が浮いている場合、内部のリチウムイオンバッテリーが膨張している可能性もあります。
バッテリーが膨らむと、液晶パネルを内側から押し上げてしまい、画面が浮いたように見えるのです。
この状態を放置すると、最悪の場合発煙・発火のリスクもあるため、早急な交換が必要です。
3. 接着不良・経年劣化
スマホの液晶パネルは強力な両面テープや専用接着剤で固定されていますが、経年劣化や高温環境によって接着力が低下することがあります。
特に夏場の車内放置などで内部温度が上がると、画面が浮いてしまうことがあります。
■ 液晶パネル交換が必要なサイン
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画面を押すと沈む、動くような感触がある
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画面とフレームの間に隙間ができている
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液晶表示にムラや線が入る
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タッチ操作が反応しにくい
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バッテリー部分が熱を持ちやすくなった
これらの症状が見られる場合は、液晶パネルやバッテリーのいずれかが損傷している可能性が高く、放置すると内部基板にまでダメージが及ぶ危険性があります。
■ 修理の流れと対処方法
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まずは状態確認
落下直後に電源が入る場合でも、タッチ不良や表示異常がないかを確認しましょう。
異常があれば、無理に押し込んだりせずそのまま修理店に相談してください。 -
診断と見積もり
店舗ではフレームの歪みやバッテリー膨張の有無を確認し、液晶パネル交換が必要かを判断します。 -
液晶パネル交換
歪んだフレームを微調整したうえで、新しいパネルを丁寧に取り付けます。
作業時間は多くの場合30分〜1時間ほど。データはそのままで修理可能です。
■ 放置せず早めの修理を
画面が浮いたまま使用を続けると、内部にホコリや湿気が入り込み、ショートやさらなる故障の原因になります。
特にバッテリー膨張が関係している場合は、非常に危険な状態です。
「ちょっと浮いてるだけ」と放置せず、早めに修理を依頼することをおすすめします。
スマホシェルジュ秋葉原店では、液晶パネル交換・バッテリー交換・フレーム修正など、落下トラブルに関する修理を即日対応しています。
お使いのスマートフォンに「画面の浮き」や「表示の異常」が見られたら、ぜひお気軽にご相談ください。
