スマホを長く使っていると、バッテリーが膨らんでいることに気づく場合があります。見た目には少し背面や画面が浮いている程度でも、バッテリー膨張は非常に危険な状態です。放置すると、端末の故障や最悪の場合、発火・破裂のリスクもあります。今回は、バッテリー膨張の原因や危険性、放置した場合に起こるトラブルについて詳しく解説します。
バッテリー膨張の原因
スマホに使用されているリチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すことで化学反応により劣化します。膨張の主な原因は以下の通りです。
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経年劣化
バッテリーは消耗品です。2〜3年使用すると、内部でガスが発生しやすくなり膨張のリスクが高まります。 -
過充電や過放電
長時間充電したまま使用したり、完全放電を繰り返すと、内部の化学反応が不安定になり、膨張が起きやすくなります。 -
高温環境での使用
直射日光下や熱い場所での使用・充電はバッテリーに大きな負荷をかけます。熱によって内部の電解液が蒸発し、膨張につながることがあります。 -
物理的衝撃や水濡れ
落下や水濡れによってバッテリー内部が損傷すると、膨張する場合があります。
膨張バッテリーの危険性
バッテリーが膨張している状態は、単なる見た目の問題ではありません。放置すると以下のような危険があります。
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画面や背面パネルの破損
バッテリーが膨らむことで、画面や背面パネルが押し上げられ、割れや浮きの原因になります。操作感や見た目にも大きな影響があります。 -
発熱・発火・破裂のリスク
内部の化学反応が不安定になるため、膨張を放置すると最悪の場合、発熱や発火、破裂につながる可能性があります。特に充電中は危険が増すため注意が必要です。 -
他の内部部品への影響
膨張によって内部基板やカメラ、スピーカーなど他の部品が圧迫され、故障の原因になることがあります。
膨張バッテリーのチェック方法
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背面や画面が浮いていないか確認する
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ケースを外して隙間の有無を確認する
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端末を平らな場所に置いて、ガタつきがないかチェックする
これらのサインがある場合は、すぐに使用を中止し、専門店での点検をおすすめします。
安全な対処法
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使用を中止する
膨張している端末は、充電や長時間の使用を避け、できるだけ電源を切ります。 -
専門店でのバッテリー交換
自己修理は危険です。専門店で安全にバッテリーを取り替えてもらうことが最も安心です。 -
保管方法に注意
膨張バッテリーは、直射日光や高温・低温を避け、火気から離れた場所で保管してください。
まとめ
バッテリーの膨張は、軽視してはいけない危険サインです。見た目の異変や操作の不具合に気づいたら、放置せず早めに専門店での点検・交換を行いましょう。膨張したバッテリーをそのまま使い続けると、画面破損や発火、内部部品への損傷など、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
スマホシェルジュ秋葉原店では、膨張バッテリーの点検・交換を安全に行っています。膨張に気づいた方や、不安な方はぜひご相談ください。安全で快適なスマホライフを維持するためにも、バッテリーの状態チェックは定期的に行うことをおすすめします。
