本日は、スマホの防水性能は過信NG?水没時にやるべきこととNG行動について紹介します。
近年のスマートフォンは、防水性能が向上し、多くの機種が「防水仕様」として販売されています。しかし、「防水=完全防水」とは限りません。防水性能を過信すると、思わぬトラブルにつながることも。万が一スマホが水没したときに適切な対応をしないと、故障のリスクが高まります。今回は、防水スマホの実態と、水没時にやるべきこと・避けるべき行動について解説します。
スマホの防水性能は完璧ではない!
スマホの防水性能は「IPX◯」といった規格で表されます。例えば、iPhone 14は「IP68」となっており、一定の水深での耐水性があることを意味します。しかし、この防水性能は「真水」での試験結果であり、お風呂や海水、プールなどでは性能が保証されないことがほとんどです。また、経年劣化や衝撃によって、防水シールが劣化すると、防水性能が低下してしまいます。
そのため、「防水スマホだから大丈夫」と油断せず、普段から水に濡れないよう注意することが重要です。
スマホが水没したときにやるべきこと
万が一スマホを水に落としてしまった場合、慌てずに次の対応を取りましょう。
① すぐに電源を切る
スマホが水に濡れた状態で電源を入れたままだと、内部でショートを起こし、深刻な故障につながります。水没したらまず電源をオフにしましょう。
② ケースやSIMカードを外す
スマホケースやSIMカード、SDカードを取り外し、できるだけ内部に水が残らないようにします。特にSIMカードスロットは水の侵入経路になることがあるので、早めに取り外すのがベストです。
③ 乾いた布で拭き取る
スマホ本体の表面についた水滴を、タオルやティッシュでやさしく拭き取ります。イヤホンジャックや充電ポートの水分もしっかり除去しましょう。
④ 風通しの良い場所で乾燥させる
スマホ内部の水分を飛ばすため、風通しの良い場所で自然乾燥させます。密閉容器にシリカゲル(乾燥剤)と一緒に入れるのも効果的です。
⑤ すぐに修理店へ相談する
水没後は見た目に問題がなくても、内部に水が残っていると時間が経ってから故障することがあります。なるべく早めに修理店で点検・修理を依頼するのが安全です。
水没時に絶対NGな行動
間違った対応をすると、スマホの故障を悪化させてしまいます。次の行動は避けましょう。
❌ 電源を入れる・充電する
「ちゃんと動くか試してみたい」と思っても、電源を入れるとショートの原因になります。水没後は絶対に電源を入れず、充電もしないようにしましょう。
❌ ドライヤーで乾かす
ドライヤーの熱は、スマホ内部の部品にダメージを与える可能性があります。また、水をさらに奥に押し込んでしまうため逆効果です。
❌ 振る・叩く
内部の水を出そうとして、スマホを振ったり叩いたりするのもNG。かえって水が広がり、故障のリスクを高めます。
❌ 冷蔵庫や電子レンジを使う
「冷蔵庫で凍らせるといい」「電子レンジで乾かせばすぐ直る」といった噂を信じるのは危険です。これらの方法はスマホを完全に壊してしまう可能性が高いため、絶対に試さないでください。
まとめ:水没時の正しい対処でスマホを守ろう!
防水仕様のスマホでも、完全な防水ではなく、水没すると故障するリスクがあります。水没した際には、すぐに電源を切り、乾いた布で拭き取り、自然乾燥させることが重要です。逆に、電源を入れたり、ドライヤーで乾かしたりするのはNGなので注意しましょう。
また、水没後はすぐに不具合が出なくても、時間が経つと内部で腐食が進み、故障することがあるため、なるべく早めに修理店で点検してもらうことをおすすめします。
スマホを長く快適に使うためにも、防水性能を過信せず、日頃から水場では慎重に扱うよう心がけましょう!
スマホシェルジュでは水没クリーニングを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。