スマホのカメラは、日常の何気ない瞬間を切り取る大切なツール。
SNS投稿や思い出の記録、仕事での撮影など、なくてはならない機能です。
しかし、ある日突然 「カメラが曇っている」「ピントが合わない」 というトラブルに悩まされたことはありませんか?
今回は、スマホのカメラ不具合の原因と、正しい対応方法を解説します。
■ レンズの曇りはなぜ起こる?
スマホをポケットやバッグに入れっぱなしにしていると、レンズが白っぽく曇ることがあります。
✅ 温度差による結露
夏場に冷房の効いた部屋から外に出たり、冬に暖房の効いた部屋に入ったりすることで、スマホ内部に湿気が溜まり、レンズ裏に結露が発生します。
✅ 油脂汚れや指紋の付着
何気なく触れた指の脂や化粧品、ハンドクリームの成分がレンズを覆い、白っぽくぼやけたように見える原因になります。
✅ 内部パーツの劣化や損傷
落下や経年劣化でカメラモジュール自体に隙間が生じ、湿気が侵入しやすくなることもあります。
■ ピントが合わない原因とは?
「ピントが合わない」「画面がぼやける」という症状もよくあります。
🔹 AF(オートフォーカス)機構の不具合
カメラが自動でピントを合わせる機能が故障している可能性があります。
特に GalaxyやXperiaなど高性能カメラ搭載機種で多い症状です。
🔹 カメラアプリのソフト不具合
OSアップデート後やアプリのバグで、一時的にカメラの挙動が不安定になることもあります。
🔹 内部のダメージ
落下衝撃や水没で、カメラセンサーや基板がダメージを受け、ピント合わせができなくなるケースも。
■ 自分でできる応急対応
まずは簡単なセルフチェックを試してみましょう。
✔ レンズクリーニング
柔らかいメガネ拭きなどでレンズ表面を優しく拭く。
アルコールを少し含ませると油脂汚れも落としやすいです。
✔ スマホを乾燥させる
曇りの原因が結露の場合は、風通しの良い場所で数時間置く、またはシリカゲルと一緒にジップ袋に入れて保管すると改善する場合があります。
✔ 再起動・アプリリセット
カメラアプリを終了して再起動。ソフトウェア的な不具合ならこれで直ることもあります。
■ それでも改善しないときは?
セルフケアで改善しない場合は、内部の問題が考えられます。
✅ カメラモジュール交換
結露跡や内部の曇りが取れない場合は、カメラモジュール自体を交換します。
✅ 基板修理
ピント不良や映像が乱れる症状は、基板上のカメラ制御回路の損傷が原因のことも。高度な修理が必要です。
✅ 水没修理
水没歴がある場合は、内部洗浄を行い、腐食の進行を止める作業も行います。
■ 修理費用と時間の目安
🔧 カメラモジュール交換:1〜2万円前後(機種により変動)
🔧 軽度の清掃作業:数千円〜
🔧 修理時間:最短30分〜1時間程度、基板修理は数日かかることも
■ 放置はNG!なぜ早めの対処が大事?
📍 結露を放置するとカビ発生の恐れ
レンズ内にカビが発生すると、撮影画像が永久的に白く濁ることもあります。
📍 基板腐食の進行
湿気や水分が原因の場合、基板のサビや腐食が進行し、カメラ以外の機能にも影響が出る恐れがあります。
■ まとめ:カメラ不具合は早めの診断を
スマホのカメラはデリケートなパーツ。
「曇っているだけ」「ピントが合わないだけ」と軽く見て放置すると、修理費用が高額になるリスクがあります。
📍 スマホシェルジュ秋葉原店では
✅ 軽い曇りのクリーニングから
✅ カメラモジュール交換、基板修理まで対応
✅ データを残したまま修理可能
大切な写真が撮れなくなる前に、早めにご相談ください。