こんにちはスマホシェルジュ秋葉原店です。
スマホのバッテリー消費が著しいと感じたことはないでしょうか。スマホに限らず消耗品である充電式バッテリーは、使用し続けることで寿命を迎えます。しかし、その寿命は日々の使い方によって長くも短くもなるものです。
スマホのバッテリーには「フル充電サイクル」という考え方があります。それは、合計で100%分充電し100%放電をすることで、1回とカウントする考え方です。例えば、1回目の充電で70%、2回目で30%の充電をした場合、2回分の充電合計が100%となります。そして、0%まで放電することで1回のフル充電サイクルとなります。
ここで注意したいのは、あくまでも合計数値の充電と放電によるもので、単純に100%まで充電し0%まで放電した回数ではありません。このフル充電サイクルを500回繰り返した場合でも、もともとの容量の80%を維持できるようになっています。
また、「充電深度」というものもあり、1回に充電する量が多いほどバッテリーの負担が大きくなるとされる考え方です。反対に、「放電深度」という、1回に放電する量が多いほどバッテリーの劣化が進むという考え方もあります。このように、劣化の進行にさまざまな要因や考え方があるバッテリーですが、どのように扱えば寿命を伸ばすことができるのでしょうか。
フル充電・フル放電を避ける
スマホのバッテリーとして使われているリチウムイオン電池の特徴は、残量が0%になる前に継ぎ足しで充電できることです。この特徴を意識することで、バッテリーの寿命を伸ばすことができます。100%のフル充電の状態はバッテリーに負担がかかるため、充電は10~80%の状態に保ったほうが劣化の進行を遅らせることに効果的です。
反対にフル充電だけではなく、フル放電して充電残量が0%になっている場合もバッテリーに負担がかかります。また、常に充電用のコードをつないだままにしていると、バッテリーに大きな負担がかかるので注意が必要です。例えば、充電しながら長時間通信容量の大きいアプリなどを起動し続けることなどは、バッテリーの劣化を進行させてしまう行為といえるでしょう。
温度に気を付ける
スマホが正しく動作する最適な外的温度を16~22度と設定し、誤作動や劣化などを防ぐために0~35度の環境で使用することを推薦しています。バッテリーを高温の状態で長く放置し使用することは、寿命を短くする原因です。バッテリーの熱により、スマホ本体の内部機器も高温となり誤作動やエラーの原因ともなることです。
反対に、極端に低温な場所で使用する場合も、バッテリーの消耗が速くなってしまったり誤作動やエラーが発生したりします。例えば、夏の車中に放置することや、冬に寒い場所で使用しないように気をつけるようにしましょう。
また、充電しながらスマホを操作することで、バッテリーが熱をもち劣化につながりますが、ケーブルに接続し充電しているときにも、バッテリーが発熱する場合があります。そのため、熱をもっていると感じた場合は、スマホケースなどを取り外して熱を逃がしながら充電することも大切です。