こんにちはパソコンシェルジュ秋葉原店です。
テレビ番組を録画したり、家庭用ビデオカメラで撮影した映像を保存したりするのに便利なのがHDDレコーダーです。映像をたくさん保存しておけるぶん故障したときには失うデータが多く、個人でデータを救出できるのか、復旧を専門業者に依頼すべきなのか悩む人も多いのではないでしょうか。
レコーダーのHDDデータへアクセスできない原因
論理障害
まず「論理障害」とは、HDD内部のデータに何らかの不具合が発生している状態のことです。データそのものが破損している、制御するためのプログラムが正常に動いていない、必要なファイルやデータがない、といったケースがあげられます。「必要なファイルをうっかり削除してしまった」など、人為的なミスから起こることも少なくありません。この場合はハードディスクそのものが破損しているわけではないため、データ復元ソフトなどを使えばデータを復旧できる可能性が高く、障害の度合いはそれほど深刻ではないといえるでしょう。
物理障害
次に「物理障害」とは、ハードディスクが物理的に壊れた状態のことを指します。外部からの衝撃でパーツが破損したり、経年劣化で壊れたりと原因はさまざまです。物理障害が発生すると、多くの場合は異音や異臭がしたり、本体が異常に熱くなったりといった症状が出ます。このような状態で放置して使い続ければ破損がひどくなるだけですので、すぐに電源コードを抜いて使用を中止しましょう。最悪の場合は発熱・発火して火事の原因ともなり得ます。物理障害が起こると、破損したパーツを交換するなどの修理が必要なため、個人で対応するのは難しいでしょう。
ビデオカメラなどからのデータは救出可能
壊れたHDDレコーダーから救出できるのは「家庭用ビデオカメラなどで撮影した、著作権法的に問題のないデータ」です。レコーダーに内蔵されているハードディスクは、取り出してパソコンに接続したとしてもそのままではデータを取り出すことができません。しかし、ハードディスクそのものやファイル形式が特殊なものというわけではなく、データとして残っているのであれば救出できる可能性はあります
テレビ番組や放送のデータは不可
救出できないのは、著作権が絡んでくる「テレビの放送を録画したデータ」などです。データ復旧業者に依頼しても、テレビの録画は復旧してもらえません。著作権法に抵触する行為だからです。地上デジタル放送やCS放送などのデータは、著作権保護・コピー制御のために暗号化されています。データを抜き出せたとしても再生できる状態で元の機器に戻すことはできず、加工して再生できるようにすることも法律に触れる行為となります。
内蔵ハードディスクの取り出しが必要
HDDレコーダーに保存されているデータを救出するには、内蔵されているハードディスクを取り出さなくてはいけません。一般的に、市販されているHDDレコーダーはハードディスクを取り出すことを想定していない構造のため、まずは本体を分解する必要があります。しかし、一度本体を分解してしまうと、保証期間中であってもメーカーの保証対象外になるというリスクがあります。確実にデータを救出できるとも限らず、最悪の場合はデータも機器本体も失うデメリットがあることを覚悟しておかなくてはならないでしょう。
パソコンシェルジュ秋葉原
電話番号 03-3527-1740
営業時間 10:00-20:00(年中無休)
所在地 東京都千代田区神田須田町2-23-1 天翔オフィス秋葉原万世橋910号
最寄駅 JR秋葉原駅電気街口